そしてNORDへの道〜推しが7人増えました〜その10(花岡領太くんの卒業について)

突然ですが、皆さんは「この曲、素敵!」と感じる時ってどこを基準としてそう感じていらっしゃるでしょうか。
個人的にはまずイントロで引っかかるかどうかがポイントで、その次に歌い出しの声。
ここが好きなら間違いない!と感じることが多いです。
(もちろん聞いていくごとに好きになる、噛めば噛むほど味が出てくるスルメのような曲もありますが)
 
 
先日NORDからの卒業が発表された花岡領太くん。
彼は間違いなく、私にとってそういうゾクゾクするほどの「好き」をくれる声の持ち主です。
 
 
去年の雷亜くんの卒業発表の時もブログを書こうかとても悩んで書いたものの結局ご本人にメッセージを送るだけに終わったのですが、今回こうしてブログを更新したのはひとえに、そのときの後悔があるからです。
 
 
卒業して新たな道を歩んでいく彼らがどれほど輝く存在だったかを改めて言葉にして残しておくことで、これからNORDに出会う人たちにも、そんな素敵なメンバーがいたことを知ってもらえたら……という気持ちもあります。
 
 
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最初にNORDの曲を聴いたときはどれが誰の声かというのが全然聞き分けられなくて(私はとても耳が鈍感なのです……)、それでもそんな私があっという間に「あ、これは領太くんだ」と覚えてしまうほどに彼の歌声は個性的で、そして伸びやかです。
 
 
なんといえばあの豊かさを的確に表現できるのかはとても難しいところなのですが、花岡領太くんの歌声は本当に色彩鮮やか。
笑っていたかと思えばこちらの背中をたたいて慰めてくれるかのような優しい表情を見せてくれたり、歌声で聞いているこちらに寄り添ってくれるような、そんな幅広い表現力を持った希有なボーカリスト
そんな彼の歌声が同じくグループ内でも圧倒的な歌唱力を持つ島太星くんとともに、歌唱の部分でNORDを支えていることは言うまでもありません。
 
 
 
「Go To The Top」「Give me your…」のようにダンサブルな曲を歌い上げるかっこよさも、
 
たとえば「スナイパー」のようにどこかコミカルな演技めいた歌声を聞かせてくれるところも、
 
「わすれもの」「Starlit Sky」のようにしっとりとした歌声を聞かせてくれるところも、
 
何もかもが魅力的だといわざるを得ません。
 
 
ステージの上の領太くんからはいつも「自分がNORDを引っ張っていくぞ」というような気概が感じられ、けれどラジオのお仕事やインタビューなどの発言からは常に他のメンバーを立てて自分は一歩後ろに下がる、そんな謙虚なところがとても印象的でした。
 
 
それは「領太が怒ったところを見たことがない」というメンバーの言葉にも裏付けられていて、人の行動や言葉を真に自分の心と頭で受け止めて考えられる年齢以上の落ち着きを持つ彼の存在は、NORDというグループにとってどれだけ大きいものだったことか。
 
 
 
それだけに最初に卒業の一報を聞いたときはあまりにも驚きましたし、信じられませんでした。
NORDから花岡領太くんがいなくなる。
そんなことをおそらく多くの人が想像したことがなかったのではないでしょうか。
 
 
 
けれど本人から卒業にあたってのメッセージが発表されたとき(内心では本当に今でも受け入れがたい思いがあるのですが)、今回のことが本人の中でどれほどの葛藤があったのか、ファンのことをどれほど考えてくれたのか、そしてメンバーや元メンバーにも感謝をつづったその文章に、領太くんらしいなあ……と感じずにはいられませんでした。
 
 
 
彼ほどに才能ある人が違う道を進むことに対して、ファンとしては「そんな、もったいない!」などという身勝手な感情を抱いてしまうのは確かです。
 
 
だけど、領太くんが長い間悩んで揺らいでなお出した結論を、「これからの道でもがんばって、そしてどうか誰よりも幸せになってね」とそっと背中を押したい気持ちもあるのです。
 
 
これまでたくさんの幸せを私たちに分けてくれたぶん、次のステージではもっともっと貪欲に領太くん自身の幸せを増やしていって欲しいな。
 
誰より幸せになって欲しいし、いつでも楽しく笑っていて欲しいです。
 
 
それでもって、NORDを卒業しても領太くんの今後の幸せを心から願い続けている人たちがいると言うことを、どうか忘れないでください。(って書いてしまうとファンのエゴ丸出しになっちゃうけど……)
 
 
 
領太くん、今まで本当にお疲れ様でした。
そしてたくさんの幸せをありがとうございました!
 
 
 
そしてまた新たな道を歩むことになる新生NORDの今後が楽しみです。
絶対にもっともっとわくわくさせてくれるって信じてます!